九州全域で電力小売事業を行う九州電力株式会社様では、ご契約いただいているお客さま(一般家庭)を対象に、年2回のプレゼントキャンペーン「Qピコ抽選会」を実施しています。九州7県から厳選した特産品や家電といった豪華賞品が当たるキャンペーンの中で、抽選に外れた方への「Wチャンス」の賞品としてTOPPANのデジタルギフトをご採用いただき、応募者数・当選者数を大幅に増やしました。デジタルギフト採用における狙いと、実際の効果についてお伺いしました。
ご利用スタイル
- ご契約いただいているお客さまを対象としたキャンペーンに使用。
- 応募対象者数は約550万世帯。
- 応募対象者は、年齢、性別、居住地などが多様。
市場競争が激しい中で、当社を選んでいただくための関係づくりに活用しています。

私たち九州電力は、九州エリアの一般家庭のお客さまおよび法人のお客さまに電力供給を行っています。いま九州電力とご契約いただいている一般家庭のお客さまは、総数で約550万世帯。その一般家庭のお客さま向けに、九州7県から厳選した特産品や家電などの豪華な賞品が当たる「Qピコ抽選会」というキャンペーンを年2回行っています。そして、このキャンペーンにおいて、メインのプレゼントに落選した方を対象に「Wチャンス」として付与するギフトに、TOPPANさんのデジタルギフトを採用しています。
電力業界では、2016年の電力全面自由化によってお客さまが自由に電力会社を選ぶことが可能になりました。それ以来「現在ご契約いただいているお客さまに、どうやって当社との契約を継続していただくか」ということは当社にとって最も重要な課題の一つとなっています。お客さまに、九州電力をより身近に感じていただき、お客さまとより密な関係をつくり、九州電力を選んでいただく。そのための手段の一つであるこの「Qピコ抽選会」は、当社にとって大変重要な施策となっています。
年間当選本数が7万本、という大規模なキャンペーンが
実現できたのはTOPPANさんのデジタルギフトのおかげです。

九州電力には様々なタイミングでお客さまへ付与される「Qピコ」というオリジナルポイントがあり、貯まったQピコを利用してご参加いただける抽選会が「Qピコ抽選会」です。2017年にスタートした当初は、年1回開催、賞品は3アイテム、当選本数は約10,000本という規模でしたが、現在では年2回、賞品は20アイテム以上、当選本数は各回35,000本と、たいへん大きな規模のキャンペーンとなっています。年間の当選本数が7万本にもなるキャンペーンというのは、なかなかないと思いますし、それが実現できたのはTOPPANさんのデジタルギフトの効果が大きいと感じています。
スタート当初、「キャンペーン対象となる550万世帯に対して当選本数が10,000本ではお客さまにご満足をいただけないのではないか。できるだけ当選本数を増やせないか」という課題を抱えていました。しかし、何万本もの当選商品を調達するというのはやはりハードルが高いですよね。なので、何か良い方法はないかと模索していた時に、他部署とお付き合いのあったTOPPANさんからデジタルギフトを勧められたと、当時の担当者からは聞いています。デジタルギフト導入の検討に際しては、他社のサービスも検討していましたが、TOPPANさんの品揃えの豊富さが決め手だったそうです。
他にも、「お客さまが自由に選べること」や「メールで送れるので、送付コストを抑えられること」も魅力的でした。特に、電力会社という性質上、お客さまの性別、年齢、居住地などが幅広いため、誰にでも喜ばれるデジタルギフトは最適でした。
手厚いサポートに、とても助けられています。

現在は、デジタルギフトのほか、家電などの賞品調達、事務局運営全般をお願いしていますが、実際に運用している立場からは、非常に丁寧にサポートしていただいていると感じています。WEBで応募する抽選会になるため、たまにお客さまからスマートフォンでの応募方法等、操作方法に関する質問などをいただく際にも、事前に回答案をTOPPANさんからご提案いただいたりと、とても助かっています。
あと、直接デジタルギフトと関わらないご質問やご相談にもいつでも快く答えていただけるので、とても頼もしいですね。
「Qピコ抽選会」自体の、お客さまの認知も広がってきて、お客さまからも「楽しみにしている」といったお言葉をよく頂戴するようになりました。「希望した賞品は外れちゃったけれど、Wチャンスで当選して嬉しかったです。ありがとうございます」といったお礼の言葉をいただくこともあり、お客さまとの関係強化につながっていることを感じます。
「次はいつ始まるの?」とか「どうやったら応募できるの?」といったお問合せをいただくことも増えていると聞いています。TOPPANさんにご協力いただいたことで、賞品が増え、当選者も増やすことができて、お客さまの満足感が高まっていることを実感しています。
これからさらに重要になる、顧客との「エンゲージメント強化」に、
TOPPANさんのデジタルギフトを活用していきたいです。

「Qピコ抽選会」の運営に携わり、お客さまからいろいろな声を聞くなかで、私たちのサービスに関心を持ってくださる方がたくさんいらっしゃるのだということを実感しています。これからも、九州電力という会社をより身近に感じてもらえるように、こうしたキャンペーンを通じて関係を作っていけたらと思います。
先ほどもお話ししましたが、2016年の電力自由化によって、お客さまが自由に電力会社を選ぶことができるようになり、競争が激しくなりました。今後、人口減少が進んでいくことを見据えると、一人ひとりのお客さまとの関係づくりがさらに大切になっていくと思われます。
対面での関係構築はもちろん重要ですが、社会的にデジタル化が進んでいくことを考えると、デジタルという舞台で、お客さまにどうアプローチするかもまた重要です。九州電力でもお客さまの電気やガスの料金、ご利用状況などをWEBで確認いただける「My九電」というサービスをはじめとした「デジタルを通じた顧客体験向上」を進めていくなかで、デジタルギフトもより効果的に活かせるのではと期待しています。
これからも、顧客体験をより良いものにしていくために、TOPPANさんに一緒に手伝っていただけると嬉しいです。

九州電力株式会社様
取材日:2025年1月※内容、所属などは取材当時のものです。