株主優待をデジタル化する「基本価値」と3つのメリット
これまで主流だった「金券類」や「自社商品の現物」を郵送するアナログな手法から、スマートフォンなどで受け取れるデジタル方式へ移行することで、企業は以下の基本価値を得ることができます。
- 配送費・管理コストの大幅な削減
現物の優待品を何千、何万人という株主に郵送する場合、梱包作業費、人件費、そして高騰を続ける配送料が重くのしかかります。しかし、優待品をデジタル化することにより、株主総会招集通知DMなどにQRコードやURLを印字して同封するだけで済むため、配送・在庫管理コストを劇的に削減できます。宛先不明で返送されてくる現物の再送対応といった事務作業も不要になります。
- 即時性と株主の利便性向上
株主は、優待品を申し込んでから手元に届くまで長期間待つ必要がなく、スマートフォンからいつでもどこでも優待を受け取り、すぐに利用することができます。
財布の中に紙の金券を持ち歩く手間も省けるため、スマートフォンに慣れ親しんだ若年層〜ミドル層の投資家への大きなアピールとなります。 - SDGs・ESG 投資への貢献
現物の過剰な包装や、配送にかかるCO2排出を削減できるデジタル化は、ペーパーレス・プラスチックフリーを推進するSDGsの観点からも有効です。
環境に配慮した企業姿勢を示すことは、近年重視されているESG投資の観点でもプラスに働きます。
ニーズに合わせて選ぶ!TOPPANが提供する3つのデジタル化ソリューション
「デジタル化」と一口に言っても、最適な手法は企業の業態(BtoCかBtoBか)や、優待の目的によって異なります。ここでは、TOPPANが提供するソリューションの中から、企業のニーズに応じた3つの代表的な手法を紹介します。
- 幅広い層に喜ばれる「選べるデジタルギフト」
- こんな企業におすすめ
株主それぞれの好みに柔軟に対応したい場合や、長期保有者限定の追加優待を検討したい企業。
- 特徴
専用URLにアクセスするだけで、各種ポイントや電子マネーなど、人気のデジタルギフトの中から株主自身が好きなものを選んで受け取れるサービスです。
すべての株主にとって「使い道がない」という不満を解消でき、優待発行会社にとっても現物のカタログギフトと比較して、印刷・発送、申込受付業務など運営に手間がかからず、コスト面でもメリットが非常に大きいです。
- こんな企業におすすめ
- 自社経済圏への誘導に最適な「デジタル商品券」
- こんな企業におすすめ
自社(グループ)内で広く利用できる「専用電子マネー」を導入したい企業。
- 特徴
自社店舗でのみ使えるオリジナルの「デジタル商品券」を株主優待として付与する手法です。
他社サービスへ資金が流出するのを防ぎ、「自社経済圏」に株主を確実に取り込むことができます。また、優待金額以上の「ついで買い」を誘発しやすいため、単なる還元にとどまらず、店舗の売上アップと優良顧客(ファン)の育成に直結する戦略的な優待設計が可能です。
- こんな企業におすすめ
- 自社店舗・施設への送客を促す「単一チケット/回数券式チケット/フリーパス」
- こんな企業におすすめ
レジャー施設、フィットネスジム、映画館、交通機関など、実店舗や自社サービスへの来店・利用を促進したい企業。
- 特徴
自社施設で使えるデジタルチケットや割引クーポンを、専用アプリのダウンロード不要でブラウザ上から発行・利用できる仕組みです。
- 多彩な券種
1回限りの「単一チケット」だけでなく、「回数券式チケット」や「複数施設のセット券」、期間中使い放題の「フリーパス」など、優待内容に合わせて柔軟に設定できます。
- 手軽な消込方法
店舗側の設備に合わせて、直感的な「電子スタンプ(画面に物理スタンプを押し当てる)」、セルフでできる「QR読み取り」、最も手軽な「ボタンタップ」から消込(使用済み処理)方法を選べます。
設備投資を最小限に抑えつつ、スムーズな店頭オペレーションを実現します。
- 多彩な券種
- こんな企業におすすめ
デジタル化への移行に伴う課題と注意点
ここまでデジタル化のメリットや手法をお伝えしましたが、いざ導入するとなると「移行期のトラブル」を懸念する担当者様は少なくありません。
特に、長年紙の金券や現物を受け取ってきたシニア層の株主からは、「スマートフォンの使い方がわからない」「QRが読み取れない」といった問い合わせが急増する可能性があります。デジタルギフトのシステムだけを導入しても、個別の案内状の印刷や、株主からの問い合わせ対応(コールセンター業務)が自社のリソースを圧迫してしまっては本末転倒です。
【他社との違い】TOPPANなら「BPO」までワンストップ提供で安心
単なるデジタルシステムの提供に留まらないのが、TOPPANの最大の強みです。他社のデジタルギフト専業サービスとの決定的な差別化ポイントとして、TOPPANでは「BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)」を含めたワンストップサポートを提供しています。
TOPPANのワンストップBPOでできること
- セキュアな印刷・封入・発送
株主一人ひとりに異なるユニークQR・シリアルコードを印字した案内状を、高度な情報セキュリティ環境下で正確に印刷・封入・発送します。
- 問い合わせ窓口(コールセンター)の設置・運用
「使い方がわからない」といった株主からの問い合わせに対応する専用ヘルプデスクの開設・運用を代行します。
- アナログとデジタルの併用運用
完全デジタル化に踏み切れない場合、希望者には従来通りの紙のカタログや優待券を送付するといった「ハイブリッド運用」の事務局代行も可能です。
デジタル領域のシステム構築から、印刷・発送というアナログな物理業務、そして株主対応の事務局運営まで。これらすべてを1社で完結できるため、優待担当者様の負担を劇的に軽減しながら、安心・安全なデジタル化への移行を実現します。
まとめ:最適な手法と万全のサポートでデジタル化をはじめよう
株主優待のデジタル化は、コスト削減や業務効率化を実現するだけでなく、企業の特性に合わせて「選べるデジタルギフト」「デジタル商品券」「単一チケット/回数券式チケット/フリーパス」を使い分けることで、株主満足度の向上や自社店舗への送客といった強力なマーケティング効果を生み出します。
そして、移行時の大きなハードルとなる印刷作業や問い合わせ対応も、TOPPANのBPOワンストップサービスを活用すれば安心して乗り越えることが可能です。
自社にどのようなデジタル優待が適しているのか、移行にかかるコストやスケジュール感など、少しでもご関心・ご不安があれば、ぜひTOPPANにご相談ください。貴社の課題や目的に合わせた最適なプランをご提案いたします。